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2012年5月12日神戸新聞阪神北摂版

子どもの表現力伸ばそう 西宮で道化師養成講座

「笑いの天使」と呼ばれるクラウン(道化師)の技術などを子どもに教える講座が、兵庫県西宮市戸田町のフラメンコスタジオ「マリミータ」で15日から始まる。講師の玉井良平さん(31)=神戸市長田区=は「子どもたちに自分なりの表現を考えてもらい、新たな一面を見つけてほしい」と受講生を募っている。(浅井淳平) 玉井さんは、保育を学ぶためオーストラリアに留学した際にクラウンと出会った。人を笑顔にできることに憧れ、2005年ごろから、日本の幼稚園や高齢者施設で手品ショーを開くようになった。子ども向けの講座を思い立ったのは、ショーで各地を巡回中、普段は人前に出たがらない女の子が、舞台の上ではいきいきと演技をし、観客の笑いを誘っていたのを目にしたとき。「最初は恥ずかしがっていた子が、のびのびと表現することができるようになり驚いた」と玉井さん。

08年から神戸やたつので子どもに教えており、今年2月には会社を立ち上げた。日本でクラウンは、サーカスや医療現場などが主な活動の場。子どもの表現力やコミュニケーション能力を育むことを目的にするのは全国的に珍しいという。

講座では、パントマイムなどの基礎に加え、物語を子ども自身で考えるショートコメディーなどの応用も学ぶ。終了後は一般公開の発表会を開く予定で、神戸やたつのの受講生との合同キャンプもある。

2008年4月2日朝日新聞夕刊

「どんなかな?こんなかな?お仕事ノート」

田村 望海くん (7歳、神戸市)

大道芸人になりたい

近所の公園で大道芸のショーを見て、やってみたくなりました。いまは1人で練習しているけど、将来は街や公園でみんなを喜ばせたいな。

ナイスキャッチに歓声

お茶わんを二つくっつけたような「ディアボロ」というこまと、ひもでつながれた2本のスティック。大道芸の道具を手に訪ねたのは、豊中市の本町保育所だ。「クラウン(道化師)タマ」の名で関西を中心に活動する玉井良平さん(26)が、ここで大道芸を披露するらしい。

この日の舞台は手品や紙芝居が中心だったが、望海君のお目当ては目下練習中のディアボロ。舞台を終えた玉井さんに会いに行くと、玉井さんは道化師のメークのままで「よし、一緒にやろう」と立ち上がった。

2本のスティックに通したひもの上を転がすようにして、ディアボロを回す。「左手は固定して右で回して、そうそう」。望海君、なかなかの腕前だ。「じゃ、一つ新しい技をやろう」。玉井さんは回るディアボロを空中に投げ、それをまたひもで受け止めた。食い入るように見つめる望海君。何度も練習したけど、できなかった技だ。玉井さんに両手を持ってもらって、まずディアボロを回す。「いくぞ」。それっ、チャッチ!でも、だめだ。ディアボロが音をたてて床に転がる。「キャッチのとき、ひもがゆるんでるからや。ぴーんと張って」と玉井さん。言われた通り何度かやると、できたあ!声が聞こえたのか、部屋の外にいた保育所の子どもたちが寄ってきた。「お客さんやな」「みんな、拍手!」と玉井さんが言うと、子どもたちは行儀よく並んで、ぱちぱちぱち。「拍手もらったらお辞儀な」と言われてぺこりと頭を下げる望海君。これ、もしかして初ステージ?!「お客さんから見やすいように、体の向きに気をつけて」。玉井さんがささやく。宙を舞うディアボロを見事受け止め、また成功! 「おーっ」と子どもたちから歓声と拍手がおきた。望海君、少し恥ずかしそうに、またぺこり。

帰り際、玉井さんとしっかり握手した。「この仕事は子どもと仲良くなれるし、みんなを喜ばせることができる。お客さんの笑顔を見るたびに、やっててよかったって思うよ」と玉井さん。ディアボロが入った袋を大事そうに抱えてうなずいた望海君、子どもたちの笑顔と拍手を思い出したのかな。(柏崎歓)

先輩から

玉井さん ディアボロでも何でも、うまいだけじゃだめ。お客さんの反応をよく確認しながら、話し、伝え、表現することが大事だよ。どうすればみんなが楽しんでくれるか、工夫しながらパフォーマンスをしよう。

夢ステップ

まずは見て学ぶ 講座に通う手も一口に大道芸と言っても、ディアボロなどの技を披露する「ジャグリング」やパントマイムなど、種類は様々。まずはいろいろな芸を見て学ぶことから始めよう。玉井さんが学んだ大阪市の「G・E-JAPANエンターテイメント・カレッジ」(大阪校)など、講座に通って技を磨く手もある。大阪市などが実施する審査を通過して「大阪パフォーマー・ライセンス」を取得すれば、天王寺動物園などで披露することができる。

2008年2月4日読売新聞

「子どもクラウン養成講座」

子どもの表現力伸ばそう 西宮で道化師養成講座

「笑いの天使」と呼ばれるクラウン(道化師)の技術などを子どもに教える講座が、兵庫県西宮市戸田町のフラメンコスタジオ「マリミータ」で15日から始まる。講師の玉井良平さん(31)=神戸市長田区=は「子どもたちに自分なりの表現を考えてもらい、新たな一面を見つけてほしい」と受講生を募っている。(浅井淳平) 玉井さんは、保育を学ぶためオーストラリアに留学した際にクラウンと出会った。人を笑顔にできることに憧れ、2005年ごろから、日本の幼稚園や高齢者施設で手品ショーを開くようになった。子ども向けの講座を思い立ったのは、ショーで各地を巡回中、普段は人前に出たがらない女の子が、舞台の上ではいきいきと演技をし、観客の笑いを誘っていたのを目にしたとき。「最初は恥ずかしがっていた子が、のびのびと表現することができるようになり驚いた」と玉井さん。

08年から神戸やたつので子どもに教えており、今年2月には会社を立ち上げた。日本でクラウンは、サーカスや医療現場などが主な活動の場。子どもの表現力やコミュニケーション能力を育むことを目的にするのは全国的に珍しいという。

講座では、パントマイムなどの基礎に加え、物語を子ども自身で考えるショートコメディーなどの応用も学ぶ。終了後は一般公開の発表会を開く予定で、神戸やたつのの受講生との合同キャンプもある。

2008年4月2日朝日新聞夕刊

「どんなかな?こんなかな?お仕事ノート」

田村 望海くん (7歳、神戸市)

大道芸人になりたい

近所の公園で大道芸のショーを見て、やってみたくなりました。いまは1人で練習しているけど、将来は街や公園でみんなを喜ばせたいな。

ナイスキャッチに歓声

お茶わんを二つくっつけたような「ディアボロ」というこまと、ひもでつながれた2本のスティック。大道芸の道具を手に訪ねたのは、豊中市の本町保育所だ。「クラウン(道化師)タマ」の名で関西を中心に活動する玉井良平さん(26)が、ここで大道芸を披露するらしい。

この日の舞台は手品や紙芝居が中心だったが、望海君のお目当ては目下練習中のディアボロ。舞台を終えた玉井さんに会いに行くと、玉井さんは道化師のメークのままで「よし、一緒にやろう」と立ち上がった。

2本のスティックに通したひもの上を転がすようにして、ディアボロを回す。「左手は固定して右で回して、そうそう」。望海君、なかなかの腕前だ。「じゃ、一つ新しい技をやろう」。玉井さんは回るディアボロを空中に投げ、それをまたひもで受け止めた。食い入るように見つめる望海君。何度も練習したけど、できなかった技だ。玉井さんに両手を持ってもらって、まずディアボロを回す。「いくぞ」。それっ、チャッチ!でも、だめだ。ディアボロが音をたてて床に転がる。「キャッチのとき、ひもがゆるんでるからや。ぴーんと張って」と玉井さん。言われた通り何度かやると、できたあ!声が聞こえたのか、部屋の外にいた保育所の子どもたちが寄ってきた。「お客さんやな」「みんな、拍手!」と玉井さんが言うと、子どもたちは行儀よく並んで、ぱちぱちぱち。「拍手もらったらお辞儀な」と言われてぺこりと頭を下げる望海君。これ、もしかして初ステージ?!「お客さんから見やすいように、体の向きに気をつけて」。玉井さんがささやく。宙を舞うディアボロを見事受け止め、また成功! 「おーっ」と子どもたちから歓声と拍手がおきた。望海君、少し恥ずかしそうに、またぺこり。

帰り際、玉井さんとしっかり握手した。「この仕事は子どもと仲良くなれるし、みんなを喜ばせることができる。お客さんの笑顔を見るたびに、やっててよかったって思うよ」と玉井さん。ディアボロが入った袋を大事そうに抱えてうなずいた望海君、子どもたちの笑顔と拍手を思い出したのかな。(柏崎歓)

先輩から

玉井さん ディアボロでも何でも、うまいだけじゃだめ。お客さんの反応をよく確認しながら、話し、伝え、表現することが大事だよ。どうすればみんなが楽しんでくれるか、工夫しながらパフォーマンスをしよう。

夢ステップ

まずは見て学ぶ 講座に通う手も一口に大道芸と言っても、ディアボロなどの技を披露する「ジャグリング」やパントマイムなど、種類は様々。まずはいろいろな芸を見て学ぶことから始めよう。玉井さんが学んだ大阪市の「G・E-JAPANエンターテイメント・カレッジ」(大阪校)など、講座に通って技を磨く手もある。大阪市などが実施する審査を通過して「大阪パフォーマー・ライセンス」を取得すれば、天王寺動物園などで披露することができる。

2008年2月4日讀賣新聞

「子どもクラウン養成講座」

「子どもクラウン」養成講座・・・手品や大道芸で自己表現
兵庫・西区民センターで開始、小3以下が対象

北区の玉井さんらメークなど指導

手品や大道芸で、人を楽しませることや自己表現の方法を知ってもらおうと、神戸市を中心にクラウン(道化師)として活動している玉井良平さん(26)(神戸市北区)が5日から、全国でも珍しい子どもを対象にしたクラウン養成講座を始める。玉井さんは「短所を誇張して笑いに昇華させる表現法を学ぶことで、自分自身の新たな一面が発見できるかもしれない」と参加を呼び掛けている。

小さいころから子ども好きで、短大で幼児教育を専攻。卒業後、保育士となった。しかし、どこか閉塞(へいそく)感を覚え、「新たな自分を見つけたい」と2004年、オーストラリアに留学した。そこで女性クラウンの「キキさん」と出会った。

観客の子どもたちと同じ目線で話しかけ、手品を披露する姿に、「本当にやりたかった子どもとの接し方だ」と感銘を受けた。弟子入りを頼み込み、1年間修業してマジックや子どもとの“距離感”を学んだ。帰国後、神戸市北区の保育所に勤める傍ら、大阪市のエンターテインメント会社が開くクラウン養成講座を受けて腕を磨き、「クラウンタマ」の芸名で各地を巡業、英国公演もこなした。

開講のきっかけは、手遊びの手品を披露したところ、大はしゃぎで駆け寄って手品のまねをしようとする子どもたちが相次いだこと。保育士らは「普段、おとなしい子なのに」と驚き、「クラウンは、子どもが自己表現やコミュニケーションを学ぶことができるはず。学校でのいじめ防止につながるかもしれない」とひらめいたという。

講座は「キッズクラウン養成プロジェクト」(全12回)で、幼稚園児や小学校3年生以下の児童が対象。神戸市西区糀台の区民センターで行う。同社代表で大道芸の第一人者、白井博之さんを講師に迎え、玉井さんと、メークの仕方から体を使った自己表現などを教える。

2006年1月5日神戸新聞

「笑いで子どもに元気を」

笑いで子ども元気に 玉井さんが手品披露

子どもに笑いを振りまく「クラウン・タマ」こと玉井さん=高砂市西畑1、高砂幼稚園 保育士の資格を持つ西区樫野台六、玉井良平さん(24)が、クラウン(道化師)にふんして幼稚園などでマジックを披露し続けている。「子どもと接することが喜び」と玉井さん。将来は医療施設で入院中の子どもを、遊びやおしゃべりで楽しませる「クリニクラウン」(臨床道化師)を目指すという。(横田良平)

「クラウン・タマ」の名称で、約半年前に活動を始めた。現在、ひょうご男性保育者連絡会会員。

四歳のとき、保育所で現同会代表の原坂一郎さんに出会い、保育士にあこがれたという。「やんちゃだった僕は、保母さんには怒られたけど、彼には受け入れられた」と話す。大学で幼児教育を専攻、保育士を務めた。

二年前、保育を学ぶため豪州に留学。クラウンと出会い、欧州では人々を温かくする存在として認知されていると知り、手品などを勉強した。

子どもの前では、手品や豪州の民話の紙芝居など、多彩な芸を披露。「しゃべらなくても通じあいたい」と、子どもに近づき、笑ったり驚かせたりする。嫌がる子どもには近づかないなど、反応や表情を見ながら芸を変え、子どもとのコミュニケーションを図る。

「クラウンは保育士と違い、自由な存在として子どもと触れ合える」と玉井さん。「笑いは元気を与える。笑顔を引き出すスペシャリストになりたい」と夢を語る。

地元紙ビバニュータウン

「見る人に笑顔を運ぶ!のっぽのクラウン」

見る人に笑顔を運ぶ!のっぽのクラウン(道化師)クラウン・タマ

流ちょうな英語を話す、のっぽのクラウン(道化師)、愛称「クラウン・タマ」は、保育士、玉井良平さん(西区樫野台・24歳)のクラウン名。月4、5回、幼稚園や保育所を訪問し、マジックやバルーンアートを披露するほか、英語によるボディランゲージ紙芝居を行っている。

幼稚園や保育所で、マジックやバルーンアートを披露

オーストラリア仕込みの芸や手作りの紙芝居は子どもたちに大人気。見せる側と見る側が一体となり、「クラウン・タマ」のショーは、いつも笑いにあふれている。

保育士を将来の職業として意識したのは保育所に通う四歳の時。当時、担任の原坂一郎さん(県内初の男性保育士・現ひょうご男性保育連絡会代表)を始めとする保育士への憧れが始まり。

保育士の周りには多くの子どもが集まり、いつも笑いがあった。また、どんな時でも正面から受け止めてくれる深い愛情と優しい笑顔は、幼い心に信頼と安心を与えた。「幸せを与えてもらった分、今度はその役割を自分が果たしたいと思っていました」と話す。

大学で幼児教育を専攻し保育士資格を取得。卒業後は、恩師のような保育士を目指し、幼稚園や学童で働いていたが、いつの頃からか保育に対して行き詰まりを感じるようになった。「ぼくは指導者というタイプの保育士ではないことに気が付いたんです」と当時を振り返る。

考え抜いた末「自分らしい保育」を模索するため、オーストラリアに留学。豊かな自然の中で何にでも挑戦する勇気を培い、明るくポジティブな人々からは、自分をアピールする事の大切さを学んだ。

そして大きな影響を受けたのは、ボランティア活動を通して知り合ったクラウンのキキさん。マジックやパフォーマンスで子どもたちを楽しませ、同じ目線で笑いを共有するキキさんの姿に、捜し求めていた「自分らしい保育」」のあり方を見た。「これだ!と思いました」と玉井さん。その後、パフォーマンスなどのクラウン修行を積み、芸と自信を手に昨春帰国した。

現在は、保育所勤務のほか、クリニクラウン(臨床道化師)を目指し、週二回エンターテイメントの養成学校で勉強中。その成果を多方面で披露している。

「子どもたちに笑いを提供するだけでなく、心に寄り添うことができるような存在になりたいと思っています」と抱負を語った。

☆クリニクラウン・・・病院の「クリニック」と道化師の「クラウン」の造語で、闘病中の子どもたちにパフォーマンスなどで笑いと元気を届ける臨床道化師のこと。1980年代半ばアメリカで発祥。映画「パッチアダムス」の封切りを期に全国的に社会的認知が高まった。日本では「日本クリニクラウン協会」が昨春から活動を開始した。